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【ノスタルジック】天竜浜名湖鉄道の転車台見学ツアーに参加してみた

昔ながらの商店街、美しい花の咲く河原。昭和を思い出させる風景が今もなお現存する時代のオアシスがある。静岡県は浜松市の天竜区二俣。その中央に佇むのは天竜二俣駅。風情あるローカル線、天竜浜名湖鉄道の駅の一つだ。駅舎はなんと木造。付近には昔懐かしい定食屋があるのも魅力だ。ぜひ食べていって欲しい。早速駅構内に入ってみる。思わず惚れ惚れとしてしまうノスタルジックなこの建物は、なんと約80年間現役。

そんな天竜二俣駅には今も現役の転車台があり、見学ツアーが毎日開催されている。
ここで転車台見学ツアーの代金を支払う。料金は350円で、非常にリーズナブルな価格だ。天竜浜名湖鉄道線を利用すれば、さらに割引される。ツアーは休日は1日2回•平日は1日1回開催されているが、今回は13:50からのツアーに参加した。ツアーには多くの鉄道好きが集まっていた。まず向かったのは、終点を超えた先の関係者以外立ち入り禁止のエリア。ここには昔ながらの木造建築、そして、SL時代に使われていたとみられる給水塔がある。

歴史を感じさせられる一コマだ。木造建築の中には事務所があり、なんと風呂までついていたのだ。当時の生活様式を残す大事な資料となっている。

その先に進めば、そこは御目当ての機関車転車台。折り返し地点のため、車両の前後を変えるための装置だそうだ。なんとこの装置、平成10年に国の登録有形文化財に登録されたそうだ。実際に整備士のお兄さんが転車台を回して下さった。

昔、機関車トーマスが好きだった私にとって、それは幻想的な光景だった。列車丸々一両分が目の前で弧を描く。なかなかお目にかかることのできない貴重な経験だった。とはいえ、今日では、両側に運転席があるため、車両の収納の目的のためだけに使われているそうだ。その背後には車両基地。

空中写真で見るとちょうど弧の形をしているそうで、素材は地元の天竜杉を基調とした木製。そこにはなんとラッピングを施された列車が連ねられていたのだ。ラッピングはものづくりの街浜松を象徴する自動車会社。

そのほかにも、貴重な歴史的資料が保存されている資料館を訪れることも可能だ。もちろんこの建物も木造。中に入ると、鉄道ファンにはたまらない過去に使われていた道具がたくさん。

ノスタルジー溢れる天竜浜名湖鉄道。是非一度、いや何度でも足を運んでみて欲しい。どこか懐かしい風景の数々があなたを迎えてくれるだろう。

ちなみに天竜浜名湖鉄道の鉄印は、500円を支払うと社長にその場で書いてもらうことができる。鉄印帳をお持ちの方は是非、社長直筆の鉄印をゲットしてみては?
(社長不在の場合は書き置きまたはプリントでの対応)

(記事編集:Kanae)

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