先週、日本に旅行に来た外国人の書き込みが、SNSを中心に話題となった。
それは「電車がぶら下がっている!日本の技術はなんて凄いんだ!」というものだ。
話の舞台となったのは神奈川県にある湘南モノレールだ。このモノレールだが何を隠そう「懸垂式」で走行している。
しかし、懸垂式モノレールは日本以外でも存在しておりあまり驚くべき点では無い。
それでは何故話題となったのか、、それは後の書き込み内容だった。
世界で一番安全なモノレール
「日本のモノレールは世界と比べてもその差は歴然だ。何故ならスピードが速いがとても静かで揺れを感じないからだ。あと3両編成で走っているのは見たこと無い。おそらく日本がトップで有ろう」という書き込みだった。
この書き込みに対し、まず速度の面から解説していこう。
世界のモノレールの速度は約30〜40キロ前後に対し、湘南モノレールは最高75キロで走行する。懸垂式ではカーブ域を考慮し遅い速度になりがちだが、日本の技術によって高速域走行が可能となったのだ。
続いて3両編成の解説だ。世界のモノレールは2両で走るのが一般的だ。一度中国が4両で走行する懸垂式モノレールを開発していたが、カーブやポイントに引っ掛かり失敗に終わっていた。
世界的にも3両で走る懸垂式モノレールは珍しいと言える。
世界でトップシェアを誇る日本の鉄道車両は、安心と信頼,高い技術によって支えられていると言っても過言では無い。
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