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【フリーきっぷ研究】ときわ路パスを使いつくすために

なかなか使い勝手のいい『ときわ路パス』ですが、都心などから肝心のフリーエリア内にどうやって向かうかは悩みどころでもあると思います。
そこで今回はときわ路パスの魅力と、その使い方を考えたいと思います!

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コスパ最強!?の『ときわ路パス』

まず、ときわ路パスについて簡単にご紹介します。
ときわ路パスは下記のフリーエリア内のJR線と私鉄が1日2,180円で乗り放題になる、とてもお得な切符です!

ときわ路パスフリーエリア
JR東日本HPより

発売時期は春(1~4月)夏(7~8月)秋(10~11月)の年3回で、フリーきっぷとは別に特急券を買うと、フリーエリア内の特急にも乗ることができるので、非常にありがたい存在です。

ちなみに私は、ときわ路パスをこんなことに使いました。

https://journeyofcamera.com/2020/12/25/%e3%80%90%e6%9d%a5%e3%81%a6%e3%81%af%e3%81%aa%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%9f%e3%80%91%e5%8b%bf%e6%9d%a5%e3%81%ae%e9%96%a2%e3%82%92%e8%b6%8a%e3%81%88%e5%a5%a5%e5%b7%9e%e3%81%b8%ef%bc%81%e3%80%90

もはやこれは修行なのではないかと言われてしまったこの旅行も、このフリーきっぷがなかったら、「こんなことやってみよう」とは思わなかったです。
もちろん、ここまで修行僧のような旅程でなくても、取手から水戸までを往復するだけで十分元が取れてしまいますから、茨城県内や栃木県東部の様々なところへかなりお得に行けてしまいます。

たとえば、鹿島臨海鉄道線もフリーエリアなので、『ガールズ&パンツァー』の聖地巡礼に大洗にもお得に行けます。

鹿島臨海鉄道
大洗磯前神社
アニメだとめちゃくちゃ補助金もらって建て替えてる旅館

また、真岡鉄道のSLにも、整理券を別途買えば乗れます。特に真岡鉄道は、全線フリーきっぷがないため、『ときわ路パス』は下館~茂木間を自由に乗り降りできる、貴重な切符です。

真岡駅
SLもおか
写真があまりうまくないのは許してください。。。

ただし、この『ときわ路パス』少し使いにくいところがあります。
それは『フリーエリア外の人たちはフリーエリアの端までの切符を買わないといけないこと』そして『フリーエリア内でしか買えないこと』です。
このうち『フリーエリア内でしか買えないこと』についてはどうすることも出来ないのですが、『フリーエリア外の人たちはフリーエリアの端までの切符を買わないといけないこと』については工夫次第で安く抑えることも出来ます。
これは私の考えなのですが、フリーきっぷの魅力は「乗り降り自由なこと」と「エリアの端から端まで往復するだけでお得になる切符が多いこと」だと思っています。だからこそ、「フリーエリア外からフリーエリアの端まで」も安く行ける方法を考えて、より満足度を上げたいと考えているのです。
そこで、関東各地からどうやってフリーエリア内に行くべきか、きっぷを使うにあたって研究しました!

フリーきっぷのエリアまで安く行く方法

分割して乗車券を買う

まず1つ目が分割乗車券でエリアの端まで行くことです。
ご存じの方も多いと思いますが、切符は分割すると安くなることがあります。
例えば、中央線の相模湖駅から新宿駅までの切符を買うとき、『相模湖→新宿』の切符を買うのではなく、『相模湖→高尾』『高尾→新宿』と、敢えて高尾駅で分割して買うほうが200円も安くなります。
なぜ安くなるのかという詳しい理由については割愛しますが、このような現象は頻繁に起こります。
もちろん今回も例外ではありません。
例えば、新宿駅から取手駅まで行く場合を想定します。
この場合の運賃は以下の通りです。
(矢印は切符の買う区間になります)

【新宿駅から取手駅まで1枚の運賃】
新宿→取手:820円

【新宿駅から取手駅まで安くなるよう計算した結果】
新宿→南千住→北松戸→取手(計3枚):750円

差額:70円

このように同じ区間なのにもかかわらず、切符を分けることで片道70円安くなりました。
切符を分割することで安くなる区間はまだまだありますので、ぜひ探してみてください。

私鉄を使う

工夫して安く行く方法2つ目は私鉄を使うことです。
私鉄のほうが安かったり、距離が短かったりするときに使えます。
先ほどの相模湖駅から新宿駅までの切符の例でいくと、高尾駅から新宿駅までは並行する京王線に乗ったほうが安くなります。これも、時たま見られる現象です。
例えば、大宮駅から取手駅まで行く場合を想定してみます。

【大宮駅から取手駅までJR線で安く行こうとした結果】
大宮→南浦和→越谷レイクタウン→南柏→取手(計4枚):830円

【大宮駅から東武アーバンパークライン(野田線)を使った場合】
大宮→柏→取手(計2枚):820円

差額:10円

わずか10円の差ですが、全部JR線よりも東武線を利用することで安く行くことができました。

ほかのフリーきっぷを使う

工夫して安く行く方法、最後にご紹介するのは「ほかのフリーきっぷと組み合わせること」です。今回は「都区内パス」と「のんびりホリデーSuicaパス」の二つを使った工夫の仕方をご紹介します。

都区内パスを使う

都区内パスは、下記エリアのJR線が760円で1日乗り放題になるフリーきっぷです。

都区内パスエリア
JR東日本HPより

この都区内パスを使う条件としては『乗車駅から常磐線金町駅までの片道運賃が380円よりも高いとき』かつ『乗車駅から取手駅までの運賃が800円以上のとき』です。
例えば、蒲田駅(金町駅までの片道運賃は570円)から取手駅まで行く場合の運賃を想定してみます。

【蒲田駅から取手駅まで安く行こうとした結果】
蒲田→有楽町→綾瀬→取手(計3枚):920円

【都区内パスを使った場合(片道運賃)】
都区内パス(720÷2=380円)+金町→南柏→取手(計3枚):800円

差額:120円

ポイントは金町駅~取手駅間を南柏駅で分割することです。
1番最初にご紹介した分割切符のテクニックも使って、なんと片道で120円もの差額が出ました。
また、都区内パスのエリア外でも安くすることができます。
例えば、横浜駅から取手駅まで行く場合の運賃を想定してみます。

【横浜駅から取手駅まで安く行こうとした結果】
横浜→品川→日暮里→亀有→南柏→取手(計5枚):1,110円

【都区内パスを使った場合(片道運賃)】
横浜→蒲田+都区内パス(720÷2=380円)+金町→南柏→取手(計4枚):1,020円

差額:90円

差額は縮まってしまいましたが、それでも片道で100円近く安くなりました。

のんびりホリデーSuicaパスを使う

のんびりホリデーSuicaパスは下記エリアのJR線が2,670円で1日乗り放題になるフリーきっぷです。

のんびりホリデーSuicaパスエリア
JR東日本HPより

この「のんびりホリデーSuicaパス」を使う条件としては『乗車駅から取手駅までの運賃が1,335円より高いとき』かつ『都区内パスを使うほうが安くなる場合以外』です。
『都区内パスを使ったほうが安くなる場合』を具体的に言うと『乗車駅から都区内パスの端の駅までの運賃が535円以下』の時です。往復で10円くらいしか安くなりませんが、大船駅から行く場合は都区内パスを使うほうが安くなります。
今回は小田原駅から取手駅までの場合の運賃を検証します。

【小田原駅から取手駅まで安く行こうとした結果】
小田原→新子安→大森→上野→北松戸→取手(計5枚):2,050円

【のんびりホリデーSuicaパスを使った場合(片道運賃)】
のんびりホリデーSuicaパス(2,670÷2=1,335円):1,335円

差額:715円

往復に換算すると1,430円も安くすることができました。
都区内パスを使った場合と同じく、エリア外でも安く行くことができます。
例えば、熱海駅から取手駅までの場合の運賃を考えてみます。

【熱海駅から取手駅まで安く行こうとした結果】
熱海→新子安→大森→上野→北松戸→取手(計5枚):2,400円

【のんびりホリデーSuicaパスを使った場合(片道運賃)】
熱海→小田原+のんびりホリデーSuicaパス(2,670÷2=1,335円)(計2枚):1,755円

差額:625円

エリア外からでも往復で1,200円以上安く行くことができました。
今回はこんな感じでいくつか紹介しましたが、もっと安く行ける方法があれば教えていただきたいです!


以上、『【フリーきっぷ研究】ときわ路パスを使いつくすために』でした
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事の担当乗務員
ともくん(ばんP)

フリーきっぷの旅に目覚めてからは、どこか気ままに出かけることが好きになりました。
こちらではフリーきっぷの使い方をお伝えできればと思います。

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てつトリ

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