JR北海道は、2021年春のダイヤ改正で列車本数の減便、利用の少ない駅の廃止などを行うと発表しました。
特急は減便や編成見直しへ
特急列車では、減便や閑散期の運休、平日の運休などが実施されます。旭川~網走間では閑散期の運行本数が半分に減便されるほか、特急北斗では「北斗23号・24号」の計2本が運転取り止めとなります。また、「北斗22号」から「はやて100号」への乗り換えができなくなります。
さらに特急北斗・特急おおぞらでは編成の見直しが行われ、指定席を減車して5両編成での運転に変更、状況に応じて増結されます。
普通・快速も減便へ
快速エアポートでは、6本が土休日運休となるほか、普通列車でも運転取り止めを含む減便が行われます。
H100形30両を追加投入
H100形30両が新たに室蘭線、宗谷線、石北線に投入され、所要時間が短縮されます。
道内の18駅が廃止に
来春のダイヤ改正では、利用の少ない18駅が廃止になります。
路線名 | 来春で廃止となる駅 |
函館線 | 伊納駅 |
宗谷線 | 南比布駅・北比布駅・東六線駅・北剣淵駅・下士別駅・北星駅・南美深駅・紋穂内駅・豊清水駅・安牛駅・上幌延駅・徳満駅 |
石北線 | 北日ノ出駅・将軍山駅・東雲駅・生野駅 |
釧網線 | 南斜里駅 |
さらに、宗谷線17駅と石北線1駅が自治体による維持管理に移行するほか、根室線の音別駅が無人化されます。
約6.2億円の経費削減に
JR北海道は、来春のダイヤ見直しで年間 約6.2億円の経費削減になるとしています。
新型コロナウイルス感染症の影響で大きな影響を受けている鉄道業界。今後の動きから目が離せません。
(記事編集:てつトリ管理人)
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