JR西日本は、特急「くろしお」の運行開始から60周年を迎えることを記念し、287系車両に特別ラッピングを施して運行することを発表しました。
ラッピングの概要

デザインのモチーフとなるのは、1989年に登場し、多くのファンに親しまれた「スーパーくろしお」。今回のラッピングでは、287系6両編成のうち先頭の1号車と6号車をラッピングし、車両には60周年記念の特製ヘッドマークも掲出される予定です。
運行される期間と区間
この記念ラッピング列車は、2025年7月5日(土)から2026年2月28日(土)頃まで、新大阪〜新宮間を走る特急「くろしお」号として運行されます。
ツアー列車の設定も
ラッピング列車の初日には、団体貸切列車「くろしお60周年記念号」が運行されます。この記念列車は、神戸駅を出発し、北方貨物線・新大阪・大阪を経由し、白浜まで向かうルートが設定されています。復路は白浜から天王寺までの運行となっており、日帰りで完結する内容です。
記念列車には、参加者限定の特典も数多く用意されています。旅のお供として「特急くろしお60周年記念弁当」が提供されるほか、アクリルキーホルダーやラバー素材のヘッドマークキーホルダー、さらに懐かしの硬券を模した記念乗車証など、ファン心をくすぐるアイテムが勢ぞろい。また、当日のお楽しみとしてツアー限定のオリジナルグッズも配布されます。さらに車内ではゲーム大会も実施され、各号車で1位となった参加者には記念ピンバッジが贈られます。
この「くろしお60周年記念号」ツアーの申し込みは、JR西日本の観光プラットフォーム「tabiwa by WESTER」内の「tabiwaトラベル」限定で受付。申込受付の開始は2025年5月19日(月)の13時からとなっています。
あとがき
60年という節目に、かつての「スーパーくろしお」のデザインが現代の車両で蘇る今回の企画。公開された資料を見るかぎり、細部まで丁寧に再現されている様子がうかがえ、その完成度にますます期待が高まります。
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